日本とアメリカにおけるゲーム業界人の年収格差 Game Programmer's (web)Log

日本とアメリカにおけるゲーム業界人の年収格差のページです。

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日本とアメリカにおけるゲーム業界人の年収格差

公私ともに非常に忙しい日々を送っておりました関係で、
実に1ヶ月ぶりのblog更新となりました。
1ヶ月空くと広告が入るシステムになってるんですね。初めて知りました。
今後もさらに忙しい日々を送ることになりますので、
更新頻度は少ないかと思いますが、ご容赦くださいませ。

任天堂関連を中心としたゲームニュースサイトiNSIDEにて、
アメリカとイギリスでのゲーム開発者(業界人)の年収に関する
記事が紹介されました。

アメリカゲーム業界の平均年収はおいくら?調査結果が発表される(iNSIDE)

イギリスゲーム業界人の年収は?(iNSIDE)

ちなみに、アメリカの方の元記事は、「Game Developer Magazine」
というゲーム開発者向け雑誌からによるものです。
先のエントリにも書いた、GDCの主催はこの雑誌の母体によるものです。
ゲーム開発者向けに専門誌が存在する時点で、
アメリカのゲーム業界というものの存在の社会的立場が
大変に高いものだ
ということがわかります。

これらの記事によると、アメリカではこの圧倒的ドル安の状況下において、
ゲーム業界人の平均年収743万円、とりわけゲームプログラマーにおいては
840万円という、驚異的な数字を叩き出しています。

部長クラスであればいざ知らずですが、プログラマーで840万円というのは
私の知る限りでは、日本人ではほとんど例がないように思います。
それが平均年収だというのですから、アメリカのゲーム開発者
社会的地位の高さと、ゲームビジネスの大規模さ
をはっきりと見せ付けています。

実際のところ、最近では、アジア圏の人たち、とりわけシンガポールなどを
出身とした中国系の方々が、アメリカのデベロッパで働いているというのは
よくネットなどでも見かけます。
(ちなみに、シンガポールにはコーエーなどのスタジオがあり、
ゲーム開発会社というのはそれなりに存在しているようです)
中国系の方、特に中国以外の国に移住した方たちは、
英語を習熟している方が多いので、活動の場所をアメリカに移す
というのは、日本人に比べれば容易なことなのかもしれません。

アメリカでは、ハリウッドやラズベガスに代表されるように、
エンターテインメントに関して、非常に大きなビジネスフィールドを
持った国なので、これだけの年収を得られるというのも納得できる話ではあります。

良くも悪くも、日本の、ゲームに限らずエンターテインメント業界というのは、
ある種保守的で閉塞した業界という印象が私にはあるのですが、
その中で大変に優れたコンテンツを生み出せる人材が、
海外に比べて非常に安価な収入しか得ていない
ということに、
どうしても疑問を感じずにはいられません。

海外発でも、日本人が十分楽しめるゲームはここのところ
かなり充実してきたと思いますし、「God Of War」シリーズに
見られるような、とても日本人的、職人的気づかいに満ちた
ゲームも増えてきたと思います。
日本人的発想やセンスは、海外のゲームデベロッパでも
十分に通用する時代になった
と思っています。

プロスポーツ選手にしてもそうなのですが、
真に実力のある日本人たちが、海外へどんどんと流れてしまう現象が
この10年くらいの間で非常に顕著になってきた印象があります。
日本よりもアメリカなどの方が人口も多く、マーケットが大きい
というのも当然あるとは思うのですが、収入といった待遇の点でも、
ワールドスタンダードを意識していかなければ、
人材がどんどんと海外へ流出してしまうのではないでしょうか。

と、アメリカのゲームプログラマの平均収入よりも格段に低い年収
一生懸命に働いている私
はそう思いたくなってしまうのでした。
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2008年04月21日 Game Business トラックバック(0) コメント(5)

初めましていつも楽しみに読ませていただいています。
プログラマが年840万ということはワイドショー的にはなりますが
昇給入れると大体月40~50万前後ですよね。
欧米では会社員の扱いが日本と違い
半年や1年での契約が多いなどと聞いたことがありますが、
それを考えると逆にこの報酬だと不安になる人も居そうですね。

2008年05月10日 mpd URL 編集

別の方へのお返事を書いている間にまたコメントをいただきました。
うれしい悲鳴をあげております。ありがとうございます。

◆mpdさん
コメントありがとうございます。
このような個人ブログですが、ご愛読いただいているようで光栄です。

契約時から、半年や1年での契約なのかどうか、海外で働いた経験がないので
分からないのですが、短期で仕事を変えていくイメージは強いですね。
こないだまで任天堂で働いていた方が、今はマイクロソフトにいる、
ということもざらのようです。

確かに、1年で契約を満了してしまった場合、その先またスムーズに
次の就職先が見つかれば問題ありませんが、そうでない場合は、
ある程度の蓄えがないと不安になりますね。

ただ、ゲーム開発の場合、途中からチームに加わった場合はともかく、
最近のコンシューマゲームであれば、2年近くは同じタイトルに関わることが
当たり前になってきていますので、1年で契約満了、というのは
さすがにないとは思います。タイトル契約であっても1年半ほどは
保障されるのではないでしょうか。

海外のゲーム会社の求人を載せているサイトがいくつかあって、
そこをたまに見るのですが、かなりの数の会社が、いろいろな職種の人材を
絶えず募集しているようです。
日本ではまず考えられませんが、シニアプロデューサを募集している会社もあり、
日本で言えば会社の顔でもある人材が、普通に会社を渡り歩いているのを見ると、
アメリカというのはすごい国だとつくづく思います。

2008年05月10日 ykyky URL 編集

こんばんは。私も日本とアメリカでは給与に対する感覚が大きく違っていて一概には比較できないのかな、と思います。
日本では正社員契約を結んだ場合、基本的に終身雇用の考え方がベースです。アメリカでは年棒制でしょうから、例えば退職金なども含まれた金額ではないでしょうか。
期間も1年という期間かどうかは別にして、プロジェクトごとに雇用されるようなイメージですので、もしかしたら日本のフリーゲームクリエイター(あまりいませんが)みたいな人たちなのではないですかね?となると、優秀な人はどんどん稼ぎ、そうでない人は単発のお仕事で何年かの就職活動期間も賄う必要がある・・・ということになるのかも知れません。
まさによくも悪くも実力制ですね。

2008年05月11日 ななし URL 編集

また1ヶ月ほど時間が空きました。
最近は平日に加えて週末も忙しくなっております。

◆ななしさん
コメントありがとうございます。

日本企業では、おっしゃるとおり、正社員雇用では終身雇用ベースの
考え方になっているとは思うのですが、ことゲーム業界に限った話で
言いますと、私の体感的に、8割以上の方が、ゲーム業界での
終身雇用を望んでいない(望めない)のが実態です。

まだファミコンが生まれて30年にも満たない未熟な業界ではありますが、
この業界で40歳を超える人というのはかなり少なくなります。
管理職であればともかく、現場でものづくりを担当されている方では
相当希少と言えるのではないでしょうか。
(そもそも、一時期は山のようにあった古参のメーカーは、
ほとんどがゲームから撤退したか、倒産してしまっています)

年俸制という意味で言えば、日本のゲーム業界、
また、ゲームに限らずクリエイティブな業界においては、
年俸制がメジャーな制度になりつつあります。

もともと、労働時間による成果が出にくい業種ですので、
このような方式を取っている会社は最近では
珍しくなくなってきました。

日本では、まだある程度契約期間に関しては保障されていますが、
海外では、もともとゲームという業種に就くことを
覚悟している時点で、長く同じ会社に留まり、
安定した収入を得るということに対して、
強い希望は持っていないのではないかと思います。
ものづくり全般に言えることではありますが。

日本でも、他の業種に比べれば少なからずそういう面は
あるかなというのが私の感覚です。
小さな会社であれば、5年もいれば長い方ですので。

2008年06月18日 ykyky URL 編集

このコメントは管理者の承認待ちです

2017年06月25日 編集












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