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海外のGOTY、日本のGOTY(3)

またずいぶんと間が空きました。

さて、最後に海外でちょっと変わったGOTYが発表されたので、
それも合わせて紹介しておきます。

IndieGames.com Best-Of Features

IndieGames.comという、世界中のインディーズのゲーム
紹介しているサイトが選んだ、2007年のGOTYが発表されています。
このサイトは、アメリカで毎年開催されているゲーム開発者会議、
GDC(Game Developers Conference)や、ゲーム開発者向け雑誌、
Game Developers Magazine、同じくゲーム開発者向け情報サイト、
Gamasutra.comをプロデュースしている団体が、
同じく運営しているインディーズゲーム専門情報サイトです。

現在のところ、掲載されているGOTYは6本で、7本目が現在執筆中です。
1つ目は、スウェーデンの凄腕インディーゲームクリエイターの
CACTUS SOFTWAREのソフトだけを集めたランキングです。

Best Freeware Games by cactus 2007(IndieGames.com)

まだ22歳という若さで、この数年でものすごい数のゲームを
作成しているというだけでも驚きですが、その制作時間が、
長いものでも2ヶ月、短いものだと4時間という、
とんでもないものまであります。
正直、「なんじゃこりゃ」というようなものもありますが、
どれもこれも強烈な個性を放っていることだけは確かです。

そして、これがその中で1位に輝いた、「Akuchizoku(悪血族)」
というシューティングゲームです。



「R-TYPE」シリーズのようなフォース状の武器を持っていて、
これを「19XX」のように敵に付着させることで、
弾をホーミングさせて敵を倒すゲームのようです。
(シューティングゲーマーにしか分からない例えをあえて用いております)

続いては、アーケードゲームタイプ(1プレイに時間をかけないタイプの
カジュアルなゲーム)のランキングです。

Best Freeware Arcade Games 2007(IndieGames.com)

こちらで1位に輝いたのは、独創的な操作感が新鮮な、
「Chalk」というシューティング(?)ゲームです。

あえて?マークをつけさせていただいたのは、その操作方法に理由があります。
弾を避けつつ、敵を倒していくという点では近いのですが、
攻撃方法が、マウスを使って敵の弱点同士をドラッグしてつないでいく、
(つまりチョークで書いていく)という今までにない遊びを提供しています。

私も実際に遊んでみましたが、かなりの操作量を要求されるため、
一生懸命マウスを動かしてしまうことは必至で、
手首を傷めそうになってしまうほど熱中しました。
ペンタブレットと相性抜群で、音楽やキャラクターもとてもかわいく、
女性にも好まれそうな感じなので、DSへの移植が望まれるゲームです。

ゲーム自体はシビアですが、体力ゲージのバランスが
ゆるめに設定されているので、クリア自体は難しくないと思います。
敵セットや、ボス戦のアイデアなど、昔の古きよき時代のゲーム
エッセンスがたっぷりと詰まったゲームです。

無料でダウンロード可能ですので、アクションゲームが好きな方は
ぜひ遊んでみることをおすすめします。

こちらがその動画です。


余談ですが、これを作られた方は、プロのゲームクリエイターなのですが、
プログラマでもプランナーでもなく、アーティストの方だそうです。
おみそれしました。

3つ目のGOTYは、アドベンチャーゲームのランキングなのですが、
当然のことながら、英語が前提のゲームになりますので、
ここでは割愛させていただきまして、次へ行きましょう。
(中にはノンテキストなデザインのゲームもありますが)

さて、4つ目は、プラットフォーマーと呼ばれる、
日本ではあまり聞きなれないジャンルのランキングです。
とは言え、プラットフォーマーとは、日本でいうところの、
オーソドックスなジャンプアクション、とりわけ横スクロールの
アクションゲームのことを言います。
(「スーパーマリオギャラクシー」のようなものを
3Dプラットフォーマーとも言うそうです)
Wikipedia(英語)の記事を貼っておきます。

Platform game(Wikipedia)

海外ではこのジャンルもいまだに非常に人気が高く、
「メトロイド」、「キャッスルバニア(悪魔城ドラキュラ)」や、
日本のインディーゲームである「洞窟物語」もそれに並んで
例として挙げられるほど人気があります。
(以前のエントリにも書きました)

ここで1位に選ばれている「Knitt Stories」というゲームをプレイしました。
全体的に海外のプラットフォーマーに共通する特徴として、
操作感が大変軽快で、自分の思い通りにキャラクターを動かす楽しさを
重視している
というところにあるように思います。
このゲームでも例外ではなく、自由度の高いジャンプ、
壁キック、二段ジャンプなど、爽快なアクションが楽しめます。

また、MOD(ユーザが独自にマップなどを自作する)文化が一般的な
海外ならではの仕様として、マップエディタが標準搭載されています。
ネット上には自作のマップが多数公開されています。

2位に選ばれた「The Underside」というゲームは、
名前やビジュアルからも想像できるように、
先述の「洞窟物語」に非常に強い影響を受けたゲームのようです。
かわいいキャラクターデザインとは裏腹に、
かなりハードなゲーム内容になっています。



このほかにも、ローグ(日本で言うところの「不思議のダンジョン」
シリーズの元となったクラシックRPG)タイプのRPGだけのランキングや、
その他ゲームのランキングが掲載されています。
その他部門で1位に選ばれているのは、日本のNIGOROというチームが
制作した「薔薇と椿(Rose and Camellia)」というゲームで、
海外ではこれをニンテンドーDSに(Homeblewで)移植しようという
プロジェクトも動いているほど、人気の高いゲームです。



ランクインされているゲームは、どれも市販ゲームに匹敵する
内容のゲームとなっていますので、気になったものはぜひ遊んでみて
いただければと思います。
市販ゲームを作っている身としては、インディーゲームを宣伝するのは
ある意味自滅行為ではあるのですが、いいものはいい、ということで。
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2008年02月11日 Game Culture トラックバック(0) コメント(0)












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