海外のGOTY、日本のGOTY(1) Game Programmer's (web)Log

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海外のGOTY、日本のGOTY(1)

大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
昨年始めましたこのブログも、おかげさまで、
多くの方のコメントやweb拍手をいただきました。

今年も変わらず、ユーザ視点に留まらない独自の観点で、
面白いお話をご紹介できればと思っております。
仕事の都合上、なかなか頻繁には更新できないとは思いますが、
引き続きお付き合いいただければ幸いです。

さて、2007年を振り返ると、ゲーム業界にとってはなかなかの
当たり年だったようです。

海外では「Halo 3」や「Guitar Hero 3」などのミリオンタイトルも
連発されましたし、他にも「Assassin's Creed」や「Bioshock」
などの良作にも恵まれました。
国内でも、WiiやDSが引き続き好調で、新ハード(いわゆる現行機)
が出揃い、ぼちぼちと良作が揃ってきたと思います。

そんな中、海外では毎年恒例となっている、「Game Of The Year」
略して「GOTY」が各ゲームサイトで発表になりました。
国内ではiNSIDEにその内容がまとめられているのでご紹介いたします。

各ゲームサイトが選んだGame of the Yearを一挙紹介(iNSIDE)

これを見ただけでも、2007年の海外シーンがいかに盛況だったかが
よく分かる結果になっていると思います。

「スーパーマリオギャラクシー」はほぼ鉄板で、
(私のアメリカ人の友人も大絶賛していました)
DS版「ゼルダの伝説」、「Call of Duty 4」などのそうそうたる
顔ぶれが揃っています。

IGN.comでは、各プラットフォームごとにさらに各ジャンルでベストを決め、
それに関する動画の紹介や、コメント欄を開放しての
ユーザ同士のやりとりなど、かなり力が入っていますし、
同じくIGNグループのGameSpyでは、各プラットフォームごとに、
総評に始まり、TOP10(一部のプラットフォームはTOP5)の
ゲームの紹介や評価された点などを詳細に記述しています。

IGN Best of 2007
GameSpy Game of the Year 2007

海外では年末に限らず、E3やGDCなどのイベントの際にも
決まってこの手のアワードが開催され、大いに盛り上がります。
ところ変わって国内ですが、これが不思議なことに、
海外のGOTYのような盛り上がりがあまり見られません。

国内サイトでは、Game*Sparkや先ほどのiNSIDEなどが
現在GOTYの投票を受け付けているようですが、
その他のサイトでは特にそのような催しは開催されていないようです。

Game*SparkとiNSIDEは、共にユーザコミュニティを重視した
ゲームサイトですので、決定方法も実際の投票を重視して
行われるようですが、他のサイトはあくまでニュースサイト
という気風が強いサイトなので、あえて大賞を決めない
ということもあるのかもしれません。
このあたり、ひょっとすると、協調性を重視する日本人の
気質とも関係がある
と言えなくもないのかもしれません。

サイトではありませんが、日本でもっとも有名なゲームの賞として、
CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)主催の
「日本ゲーム大賞」があります。

日本ゲーム大賞2007 受賞作品(CESA)

ところが、CESAのサイトを見ても分かりますが、
細かいカテゴリ分けは特になく、「大賞」「優秀賞」という
非常にざっくりとした選考方法になっています。

ジャンルやプラットフォームに縛られるのはおかしい、
という考え方もあるので、ある意味正しいのかもしれませんが、
日本でこれをやってしまうと、見てのとおり、受賞作がRPGに偏ります。
(海外で同じことをするとFPSに偏るのかもしれませんが)
お金のかかった大作ばかりがさらに日に当たることになるので、
賞として若干さびしい感じがします。

また、ひとつひとつのタイトルに対する、選考理由が非常に
薄い
ことも気になります。
作品紹介は、ゲーム雑誌やメーカーからの宣伝文句を
そのまま引用したような文章ですし、これではなんだか
賞をもらったと言ってもユーザにはあまりピンと来ません。
結局、知名度とセールスで選んでいるように見えがちです。

それは、選考委員会がいまいち不透明であることにも見られます。
委員長が養老孟司氏であることは公表されていますが、
それ以外のメンバーは公表されていません。
公平性によるものという風にも捉えられますが、
逆に言えば、発言に伴う責任が希薄である風にも感じます。

こんなことを言ってしまってもなんですが、養老氏の講評も、
まったく受賞作の講評にはなっておらず、昨今のゲーム業界に関して
思ったことをただそのまま述べたようなものに過ぎません。
選考した基準に、何の説得力も感じないのが率直な感想です。

アマチュア部門があることがこのアワードの最大の意義だと
思いますし、そちらの選考理由は、(おそらく別の方だと思われますが)
きちんとした感想を書いておられます。

また、開催時期が東京ゲームショウに合わせた秋口なのも、
いまいち盛り上がらない理由
のような気がします。
他の国内サイトでも発表は年明けなので言えることですが、
やはり年末の一番テンションの高い時期に発表する方が
ユーザとしては盛り上がりますし、それを見て購買意欲が沸くにしても、
やはり年末年始の連休中の方がじっくりプレイする時間もあるので
波及効果も高い
でしょう。

そんなわけで、今ひとつ垢抜けない感の強い「日本ゲーム大賞」ですが、
国内にはもうひとつ、エンターブレイン主催の「ファミ通アワード」
という大きな賞があります。
長くなりましたので、次のエントリに続けようと思います。
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2008年01月09日 Game Culture トラックバック(0) コメント(0)












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